アファーマティブアクションとは何か?メリットや問題点を解説

女性ビジネスマン




アファーマティブアクションとは何かご存じですか?

簡単に説明しますと

弱者集団の不利な状況を歴史的経緯や社会環境を考慮した上で是正するための改善措置のこと

wikipediaより

なかなか聞き馴染みのない言葉だと思います。

アファーマティブを日本語に変換すると「意志によって肯定した状態」アクションが「行動、実行」となります。

つまり、社会的に立場が弱い人たちが安心して暮らせる世の中にするために施策などを実行します。みたいなことですね。

日本だとポジティブアクションと呼ぶ事が多いですが、同じ意味で解釈してもらって構いません。
(アファーマティブアクション=ポジティブアクション)

 

このアファーマティブアクションの起源とされたのはアメリカです。アメリカでは黒人や少数民族が歴史的に差別されてきたため、全ての人が平等で暮らせる世の中へということで実現された政策です。

しかし、最近になりこのアファーマティブアクションは特定の集団に対して優遇しすぎではないのかと批判されることも増えてきています。

日本では、男女間での格差を縮めるため主に雇用面でのアファーマティブアクションとして女性優遇の政策が行われてきています。

国は2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にするという目標を掲げていますが、まだまだ届きそうにありません。

2019年現在、日本の参議院の女性比率は約20%に対し衆議院の女性議員の比率はわずか1割しかありません。この数字は世界的に見てもかなり低く先進国の中では最低の順位です。

女性は男性に比べて出産や育児などのライフイベントが多い。そのため、一回仕事から離れてしまうと職場復帰や指導的地位に女性が就くことが難しくなってきています。

アファーマティブアクション(ポジティブアクション)を行う目的




・男女間格差の是正

・実質的な機会平等を確保し、自分の能力を発揮しやすい環境にする

・多様性の確保

アファーマティブアクションのメリット

 

・従来は営業職や技術職の仕事は男性がメインになることが多かったが、女性でもこういった仕事に取り組めるようになる。

・育児期間から仕事に復帰しても働きやすい環境になる。

・女性労働者の労働意欲の向上につながる。

・女性が下で男性が上ではなく、男性と女性が対等な関係に見られるようになった。

 

アファーマティブアクションのデメリット

 

・過度に女性優遇をしてしまうと今度は男性が不遇になるため逆差別の問題が生じてしまう。

・研修などを行わずにいきなり女性を管理職として登用させると組織の歯車が崩れる恐れがある。

 

女性が安心して働ける社会を実現するために必要なこと

今の日本は、「男性が仕事・女性が家事」というふうに役割が固定されてしまっている。この価値観が女性の社会進出の妨げになっている。

M字カーブといって、女性は20代半ばから30前半にかけて結婚・出産・育児というイベントを経験することになるが、この子育て期間が過ぎてから社会に戻ろうとしても正規で働くことが難しく、非正規やパートとして働かざるをえない場合が多い。

男性の育休取得率を上げて、男性も育児の参加する機会を増やすことが第一だろう。そのためには、国や自治体も推奨して広く啓発していくことが必要だ。

日本では管理職など指導的地位に占める女性の割合が少ないことが問題になっているが、世界ではクオータ制を導入している国もあり、クオータ制とは男女平等を実現するために議員などの一定数を女性に割り当てる制度である。これを民間企業にも普及させることによって管理職に占める女性の割合も大きくなるのではないか。

全国で行われているアファーマティブアクションの例

・昇進試験の合格者から女性を優先的に選考する。

・男性が主体としてきた仕事を女性が行ったことで、これまでとは違った発想で売り上げ向上に結びついた。

・女性が子育てしながら働けるように時短勤務や、自宅から近い職場へ配属した。

まとめ

経営のトップが積極的に取り組まなければ、女性の働き方は改善されないだろう。

今の日本は、貧しい人も多く子育てを選ぶか仕事を選ぶかで迫られている人も多数存在している。これからの日本が誰もが生き生きと自分がしたいことをして暮らせる世の中になることを期待したい。